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2015/03
馬券での「捨てる」を考える。
ご覧頂き、ありがとうございます。長生です。
2週間近く前のことになるのですが、
私の馬券活動に共感頂いているMさんから
こんなメールを頂きました。
「実は、今年に入って馬券がイマイチでして・・・
再現性の考察が一段落ついたので、
師匠(私)のブログを2013~2014年の342本を
また1から読み返していました。
とりあえず2013~2014年分しっかり読むのに
30時間はかかりました。
最近は仕事に時間を取られて、競馬環境が
整っていない状態での参戦をしたり、
三連単のマルチからフォーメーションに
スタイルを変えたのは良いが、軸が全然ダメで・・・
反省点だらけです。
オデコに『軸』と入れ墨を入れた方がいいかもです。
ラーメンマンみたいに。。。」
という内容でした。
「もしかして、私のブログが悪影響及ぼしてますか?」
と返信したのですが(笑)、
とある1日のMさんのレース数と各レースの買い目を
教えてもらえますか?と、お願いしたのですね。
そうしたら、昨年のデータだったのですが、
1日6レースTRY。
券種は、三連単軸1頭マルチ36点とか
三連単2頭軸マルチ36点とか24点とか
三連複1頭軸フォーメーション15点とか、
中には三連単3頭ボックス(6点)とかと
いうのもある。
(その時は、36点の馬券との併用ですが)
それで、3レース的中し、的中率は50%。
回収率は197.3%。利益額は22,400円。
この時の成績だと、言うことないですよね。
素晴らしい成績です。
昨年後半で考えると的中率28%で、回収率126%。
やっぱり、いい成績ですね。
実際にこのデータは、PAT画面を見せて頂いたので
確かな数字なのですが、ここ最近、不調とのことです。
Mさんの目標としては、
① 2~3万円くらいの配当をコンスタントに
的中させる。
② マンシュウ=100倍以上の配当に
1点あたり1万円張れるようになる。
のが、目標とのことです。
その目標達成のためには
小点数買いは命題!であると。
三連単なら軸1頭マルチの場合、
18点ならOK、36点なら多い。
軸2頭マルチなら24点ギリギリ。30点なら多い。
この点数のせめぎ合い、わかります。
ただ、Mさんの場合、この小点数馬券術をやめた理由は、
③ 的中率が安定しない。的中率を安定的に保つことが
できないため、②の目標に向かえない。
④ 毎回、毎回、脳みそ沸騰するぐらい集中しないと
ハズレる。
とのことでした。
「前の作戦でもアリなんじゃないですか?」
と言いたい気持ちがある反面、やはり、
「三連単を小点数で狙うのは、素手で山に登るような
ものですよ。」と言いたい気持ちもある。
簡単に「こうした方がいい!」とアドバイスできる
中身ではないですね、これは。それだけ重いです。
自分の中では、的中率を高めるには、ある程度、
点数を広げなければならないと思うし、
三連単を小点数でコンスタントに獲るには、
人気決着のレースで狙うしかないという印象があります。
少なくとも三連単20点ほどで、コンスタントに
2万馬券も獲って、5万馬券も獲ってというのは
ある意味、虫の良い話だと思っています。
私もそうできるのなら、それが理想。
いや、毎回、毎回脳みそを沸騰させるぐらい考えて、
強い意識を持てば、それができるのかもしれません。
ただし、現実問題として、もし1日3レース以上の
TRYをするのなら、それだけの集中力をもって
毎レース臨むのは難しいと思います。(私は厳しいです。)
もし今の私が三連単を30点以内にして、
2~3万くらいの配当をコンスタントに獲ろうとするなら、
① 万馬券に届くか届かないかのレースを狙う
(最初から2万~3万円のレースを狙うのではなく)
② 的中率をある程度「捨てる」。
この作戦にベクトルを向けるのかなと思います。
具体的には・・・となると、
例えば、
ⅰ)波乱サインが点灯しているレースは狙わない。
⇒ 高配当狙いの欲望を「捨てる」
ⅱ)指数1位80台のレースも視野に入れる。
ⅲ)軸は基本的に1番人気で単勝オッズが2倍~
4.0倍以下ならOK。4.0倍以上なら2番人気か
3番人気。2番人気以下なら他の要素(私の場合
ならコンピ指数の出目など)で評価。
4番人気は軸にしない。
ⅳ)できれば6番人気から7番人気あたりに
オッズ断層があるレースがベター。
⇒ 人気薄のヒモを絡める意識を「捨てる」。
ⅴ)マルチ買いはせず、軸馬が1着か2着に来た時、
的中できる買い目をする。
例えば、30点なら1頭⇒3頭⇒6頭、
3頭⇒1頭⇒6頭のフォーメーション。
⇒ 軸が3着に来る馬券は「捨てる」。
ザッと書きましたが、このような戦略になるのかなと
いう気がしています。
馬券を買う人には、いろいろな欲望があります。
馬券を的中させたい。
高配当を獲りたい。
納得いく利益を出したい。
ある程度のレース数を勝負したい。
レースを見て楽しみたい。
いろいろな「~たい」という欲望が、
土曜日と日曜日に出てきます。
その中で何を捨てることができるか。
(その全てを求めたらお金という一番大切なものを
捨てることになるのは、言うまでもありません。)
2~3万円の配当をコンスタントに狙うのなら
高配当の欲望は、捨てるべきなのかもしれないし、
回収率を良くしたいのなら、少しでもヒモを増やしたい
欲望を捨てるべきなのかもしれない。
例えば、私の場合だと、この前の日曜・中京8レース。
1着から3着までの3席に、1番人気から3番人気が
収まりました。私は不的中でした。
しかし、このような決着パターンのレースを私は
最初から「捨てている」わけです。
このパターンで来た時に的中できる買い方は
あえてしていない。
それはなぜかというと、やはり「支出を抑えて、
利益率、すなわち、回収額を上げたい。」という
考えがあるからです。
だから、その分の資金を別のパターン、例えば、
9番人気の馬が2着に来て、高配当になった時に
きちんとカバーできている馬券の資金に回す。
あれもこれもそれもとなると、やはり回収額は、
下がります。
だから、あえて堅い決着で決まったレースを
「捨てる」。
一方で、もし私が小点数スタイルに変えるのであれば、
1・2着がBパターンとCパターンで決まったレースで
利益が出る買い方をして、DパターンやEパターンなどの
高配当レースは捨てる。
「あぁ、10万馬券だったかぁ~獲れたのになぁ~」
なんてことは、もう言わない。
ある程度は、的中に対する欲望は、捨てる。
その分、支出(買い目)は抑えているわけですから、
あとあとの収支計算には抑制の効果が出ます。
しかし、当然のことながら不的中が続くと、
どうしようもないストレスや、そもそもの資金が
続かなくなるという展開になることも十分あり得ます。
そこをどこまでガマンできるか。
反面、的中率を求めて他点買いをすると、
あとあとの収支計算において、
「あれ~?これだけの払い戻しを受けているのに、
意外と儲かってないな~。」ということも出てきます。
利益食いをするわけですね。
しかし、的中によって資金が回り、時にはホームラン
(10万馬券など)も打つことができるわけです。
今の私の馬券術は、この戦術ですね。
たしかに、2レース続けて外すと3万円以上のお金は
飛ぶわけですから、精神的なダメージは、それなりに
もらいます(苦笑)
それが続いたら、破産への道になります。
だから、たまにはGパターン(明日発売の書籍では
『長生式Fパターン』と表記されています。)、
Gパターンのみの馬券、つまり軸馬3着付けの
フォーメーション馬券だけ買ったらどうなるかと。
というのも効果あるのかな?とフト思う時、ありますね。
ハマれば、10万馬券行く時ありますから。
購入金額は3,000円。
だから、33回に1回くればプラスになるわけです。
その代わり、当然的中率は下がるわけですから、
その欲望は(例えば、的中率30%キープという欲望は)、
最初から「捨てる」。
この手の議論をすると、必ず、
的中率を優先するか、回収率を取るかという
鶏が先か卵が先か、みたいな議論になるのですが、
自分の欲望に対し、何を捨て、何に重点を置くのか。
重要なテーマなので、引き続き考えたいと思います。
2週間近く前のことになるのですが、
私の馬券活動に共感頂いているMさんから
こんなメールを頂きました。
「実は、今年に入って馬券がイマイチでして・・・
再現性の考察が一段落ついたので、
師匠(私)のブログを2013~2014年の342本を
また1から読み返していました。
とりあえず2013~2014年分しっかり読むのに
30時間はかかりました。
最近は仕事に時間を取られて、競馬環境が
整っていない状態での参戦をしたり、
三連単のマルチからフォーメーションに
スタイルを変えたのは良いが、軸が全然ダメで・・・
反省点だらけです。
オデコに『軸』と入れ墨を入れた方がいいかもです。
ラーメンマンみたいに。。。」
という内容でした。
「もしかして、私のブログが悪影響及ぼしてますか?」
と返信したのですが(笑)、
とある1日のMさんのレース数と各レースの買い目を
教えてもらえますか?と、お願いしたのですね。
そうしたら、昨年のデータだったのですが、
1日6レースTRY。
券種は、三連単軸1頭マルチ36点とか
三連単2頭軸マルチ36点とか24点とか
三連複1頭軸フォーメーション15点とか、
中には三連単3頭ボックス(6点)とかと
いうのもある。
(その時は、36点の馬券との併用ですが)
それで、3レース的中し、的中率は50%。
回収率は197.3%。利益額は22,400円。
この時の成績だと、言うことないですよね。
素晴らしい成績です。
昨年後半で考えると的中率28%で、回収率126%。
やっぱり、いい成績ですね。
実際にこのデータは、PAT画面を見せて頂いたので
確かな数字なのですが、ここ最近、不調とのことです。
Mさんの目標としては、
① 2~3万円くらいの配当をコンスタントに
的中させる。
② マンシュウ=100倍以上の配当に
1点あたり1万円張れるようになる。
のが、目標とのことです。
その目標達成のためには
小点数買いは命題!であると。
三連単なら軸1頭マルチの場合、
18点ならOK、36点なら多い。
軸2頭マルチなら24点ギリギリ。30点なら多い。
この点数のせめぎ合い、わかります。
ただ、Mさんの場合、この小点数馬券術をやめた理由は、
③ 的中率が安定しない。的中率を安定的に保つことが
できないため、②の目標に向かえない。
④ 毎回、毎回、脳みそ沸騰するぐらい集中しないと
ハズレる。
とのことでした。
「前の作戦でもアリなんじゃないですか?」
と言いたい気持ちがある反面、やはり、
「三連単を小点数で狙うのは、素手で山に登るような
ものですよ。」と言いたい気持ちもある。
簡単に「こうした方がいい!」とアドバイスできる
中身ではないですね、これは。それだけ重いです。
自分の中では、的中率を高めるには、ある程度、
点数を広げなければならないと思うし、
三連単を小点数でコンスタントに獲るには、
人気決着のレースで狙うしかないという印象があります。
少なくとも三連単20点ほどで、コンスタントに
2万馬券も獲って、5万馬券も獲ってというのは
ある意味、虫の良い話だと思っています。
私もそうできるのなら、それが理想。
いや、毎回、毎回脳みそを沸騰させるぐらい考えて、
強い意識を持てば、それができるのかもしれません。
ただし、現実問題として、もし1日3レース以上の
TRYをするのなら、それだけの集中力をもって
毎レース臨むのは難しいと思います。(私は厳しいです。)
もし今の私が三連単を30点以内にして、
2~3万くらいの配当をコンスタントに獲ろうとするなら、
① 万馬券に届くか届かないかのレースを狙う
(最初から2万~3万円のレースを狙うのではなく)
② 的中率をある程度「捨てる」。
この作戦にベクトルを向けるのかなと思います。
具体的には・・・となると、
例えば、
ⅰ)波乱サインが点灯しているレースは狙わない。
⇒ 高配当狙いの欲望を「捨てる」
ⅱ)指数1位80台のレースも視野に入れる。
ⅲ)軸は基本的に1番人気で単勝オッズが2倍~
4.0倍以下ならOK。4.0倍以上なら2番人気か
3番人気。2番人気以下なら他の要素(私の場合
ならコンピ指数の出目など)で評価。
4番人気は軸にしない。
ⅳ)できれば6番人気から7番人気あたりに
オッズ断層があるレースがベター。
⇒ 人気薄のヒモを絡める意識を「捨てる」。
ⅴ)マルチ買いはせず、軸馬が1着か2着に来た時、
的中できる買い目をする。
例えば、30点なら1頭⇒3頭⇒6頭、
3頭⇒1頭⇒6頭のフォーメーション。
⇒ 軸が3着に来る馬券は「捨てる」。
ザッと書きましたが、このような戦略になるのかなと
いう気がしています。
馬券を買う人には、いろいろな欲望があります。
馬券を的中させたい。
高配当を獲りたい。
納得いく利益を出したい。
ある程度のレース数を勝負したい。
レースを見て楽しみたい。
いろいろな「~たい」という欲望が、
土曜日と日曜日に出てきます。
その中で何を捨てることができるか。
(その全てを求めたらお金という一番大切なものを
捨てることになるのは、言うまでもありません。)
2~3万円の配当をコンスタントに狙うのなら
高配当の欲望は、捨てるべきなのかもしれないし、
回収率を良くしたいのなら、少しでもヒモを増やしたい
欲望を捨てるべきなのかもしれない。
例えば、私の場合だと、この前の日曜・中京8レース。
1着から3着までの3席に、1番人気から3番人気が
収まりました。私は不的中でした。
しかし、このような決着パターンのレースを私は
最初から「捨てている」わけです。
このパターンで来た時に的中できる買い方は
あえてしていない。
それはなぜかというと、やはり「支出を抑えて、
利益率、すなわち、回収額を上げたい。」という
考えがあるからです。
だから、その分の資金を別のパターン、例えば、
9番人気の馬が2着に来て、高配当になった時に
きちんとカバーできている馬券の資金に回す。
あれもこれもそれもとなると、やはり回収額は、
下がります。
だから、あえて堅い決着で決まったレースを
「捨てる」。
一方で、もし私が小点数スタイルに変えるのであれば、
1・2着がBパターンとCパターンで決まったレースで
利益が出る買い方をして、DパターンやEパターンなどの
高配当レースは捨てる。
「あぁ、10万馬券だったかぁ~獲れたのになぁ~」
なんてことは、もう言わない。
ある程度は、的中に対する欲望は、捨てる。
その分、支出(買い目)は抑えているわけですから、
あとあとの収支計算には抑制の効果が出ます。
しかし、当然のことながら不的中が続くと、
どうしようもないストレスや、そもそもの資金が
続かなくなるという展開になることも十分あり得ます。
そこをどこまでガマンできるか。
反面、的中率を求めて他点買いをすると、
あとあとの収支計算において、
「あれ~?これだけの払い戻しを受けているのに、
意外と儲かってないな~。」ということも出てきます。
利益食いをするわけですね。
しかし、的中によって資金が回り、時にはホームラン
(10万馬券など)も打つことができるわけです。
今の私の馬券術は、この戦術ですね。
たしかに、2レース続けて外すと3万円以上のお金は
飛ぶわけですから、精神的なダメージは、それなりに
もらいます(苦笑)
それが続いたら、破産への道になります。
だから、たまにはGパターン(明日発売の書籍では
『長生式Fパターン』と表記されています。)、
Gパターンのみの馬券、つまり軸馬3着付けの
フォーメーション馬券だけ買ったらどうなるかと。
というのも効果あるのかな?とフト思う時、ありますね。
ハマれば、10万馬券行く時ありますから。
購入金額は3,000円。
だから、33回に1回くればプラスになるわけです。
その代わり、当然的中率は下がるわけですから、
その欲望は(例えば、的中率30%キープという欲望は)、
最初から「捨てる」。
この手の議論をすると、必ず、
的中率を優先するか、回収率を取るかという
鶏が先か卵が先か、みたいな議論になるのですが、
自分の欲望に対し、何を捨て、何に重点を置くのか。
重要なテーマなので、引き続き考えたいと思います。
テーマ : 日刊コンピを使った競馬予想
ジャンル : ギャンブル