07
2016/10
馬券で稼ぎたければ、馬を見ずに人を見よ、か?
ご覧頂き、ありがとうございます。長生です。
不覚にも本日、ストーブを付けた長生です。(笑)
私が前に住んでいた稚内では初雪だったようですが、これから寒くなる季節に突入ですね。
そんな中、昨晩、グリーンチャンネル『競馬場の達人』において、私が好きな藤代三郎先生の回を見たのですけど、いやはや、すごい結果でしたね。

21レースTRYしてのヤキトリ。振り回しに振り回してマイナス20万円。
決して他人事と思っているわけではないですが、これだけ負けると、ある意味、気持ち良さもあるのかなとさえ思ってしまいました。実際に、私がその現場にいたら発狂もんでしょうけど、それでも、そのマイナス225,200円が想定の損失額であれば、また心持ちも変わるのかなと思っています。
ここ最近の、私が気にいって用いるフレーズ、 「想定内の損失額」。
自分の検証を差し置いて、今日もブログ更新してしまいますが、今日は、もう一つ、私が気になるフレーズについて書きたいと思います。
それは期待値についてです。
期待値。
ウィキペディアでは、
「例えば、ギャンブルでは、賭け金に対して、戻ってくる「見込み」の金額をあらわしたものである。」
と書かれております。
もう一つ、
「期待値とは、ある試行を行ったとき、その結果として、得られる数値の平均値のことである。」
と書かれているサイトもありました。
私が好きな谷岡一郎先生の名著では、(あくまで20年前の書籍ですよ!)
その中では、
パチンコは約95%
ルーレットでは94%
クラップスが良くて99.5%
バカラは98.64%
それに対し、競馬は75%。(今は72.50%~80.00%。)
宝くじは、50%未満なのだそうです。
その期待値。
競馬の場合だと、基本、年間100万円馬券を買ったら、75万円しか戻らなくて、25万円は負ける。
そういう勝負です。
「競馬って儲けることできるのですか?」と、たまに聞かれることありますが、私は嘘偽りなく、「まず、負けますね!」と答えます。
その理由は、期待値の低さです。100やって、72.5から80しか戻らないのですから。長く勝負をすればするほど、毎週やればやるほど。一発勝負ならそうは言いませんけど。
その長くやればやるほど負ける勝負に、毎週TRYしているわけですが(笑)、その勝負から、如何に勝つためにはどうすれば良いかとか、負けない方法はないかとか、試行錯誤しているわけですね。
そして、馬券で勝つためには、この期待値という言葉は、避けて通れない道なのだと思います。
私は全然数学に詳しくないので、変数がどうのとか、標準偏差がどうとか、相関がどうとかは語ることができません。でも、少しざっくりとした計算はしてみたいと思います。
期待値=平均的な回収率(回収オッズ)×自分の的中率
という式に表すことができるようです。
例えば、10,000円の投資で、複勝1.5倍の馬を狙って、的中率が80%を確保できるのであれば、1.5倍×10,000円×0.8=12,000円となり、120%で期待値が高い馬券勝負をしているということが言えます。
これで的中率が50%しかないのであれば(50%しか「ない」というのは不適切な表現ですが!)、1.5倍×10,000円×0.5=7,500円となって、競馬の控除率に、ほぼ沿った勝負をしている、ということになります。(複勝の控除率は80%ですけど。)
つまり、平均的に1.5倍の払戻になる馬(例えば、1番人気の馬)に複勝勝負を仕掛け、的中率が50%ぐらいということであれば、TRYすればするほど、負ける馬券スタイルであると言えます。
的中率50%、2回に1回は当たるのに、負けるスタイルって意味がわからない!
と、なりますが、これがいわば、
『大数の法則』に飲み込まれているということになります。
これで、複勝2.5倍で的中率50%だと2.5倍×10,000円×0.5=12,500円で、勝てるモデルです。
でも、2.5倍の複勝で50%の的中率持ったとしても、この数字ですもんね。
2.5倍の複勝って、だいたい単勝3~5番人気の馬かと思いますが、その馬を軸にして、的中率50%キープでも、期待値が125%にしかならない、本当は150%ぐらい、いってほしいところですけど、この結果ですから、そこに、馬券の難しさを感じるところです。
それでは、今の私、長生の馬券スタイルに対する期待値はどうかと考えてみます。
狙うべき払戻額をxとして、的中率を30%にします。(1頭軸なら30%切るかもですが、2頭軸にするため、ひとまず30%にします。狙うは40%ですけど。)
で、購入金額は、5,000円。いや、もう少し欲しいでしょうか。ゴーゴーカレーのように5,500円にしましょう。(前なら2万円ぐらいにしたでしょうけど、今はこの額にします。)
購入金額5,500円。
となると、
x×100円×0.3=5,500円
x=183.3333333333333333
というわけで、1点100円分の馬券購入であれば、184倍の払戻を得なければ、期待値が100%を超えることができないということになるわけですね。
三連複1点100円×55点買いの多点買いであれば、184倍以上の払戻を受けなければ、勝つことができない馬券モデル。
そういう馬券術なのですね、私。
200円分持っているなら91.6倍を超えないとダメ。
となると、だいたいの点数は決まるといいますか、5,500円の勝負だと27,28点。そこで92倍以上の払戻を狙う。
今、私がTRYしようとしているスタイルは、こういう感じですね。
実際は、もう少し点数広げますけど、その分、高配当の買い目(例えば、200倍以上)も買うので、期待値が100%を超えている馬券スタイルにすると。
前までは、三連単の勝負で、1点100円の18,000円の投資で、平均の払戻額が30,000円ほどで。的中率は35%くらい。
そのような勝負でしたでしょうか。
平均の払戻額が30,000円で的中率35%って、まんざらでもないような気がしますが、それでも、このスタイルで計算すると、30,000円×0.35=10,500円。10,500円の払戻に対して、18,000円の投資をしているわけですから、マイナス7,500円。このような期待値になるわけですね。
期待値58.3%。
先日、競馬談義した側近のMさんの言葉を借りるなら
利小損大
多点数ゆえ、ところどころ、大きい当たりを引けば勝てるかもしれませんが、長期的スパンでは、勝てませんよね。
少なくとも1日に10レース以上やったら勝てるモデルではない。
そういうわけで、自分の投資額に対して、どれくらいの平均払戻額に設定し(ハイ、「設定」という言葉を使います)、どれくらいの的中率を確保できるか、そこの模索をしています。
そのためのポイントになるのが、やはり、馬の特性を見抜くとかそういうことではなく、オッズ、つまり人が作り出したものに対して着目しなければならないのかなと思っています。
自分の中で、あらゆるファクターを使い、
「これだ!この馬だ!」
と思っても、その馬に複勝10,000円賭けても払戻のオッズが1.8倍であれば(平均的中率50%の馬券力であれば、1.8倍×10,000円×0.5=9,000円で)、負ける馬券モデルということなのです。
だから、馬の特性ではなく、人の動き、すなわちオッズに着目している長生でございました。
あっ、最後に、今回のテーマです。
大雑把なTRYをしない。
少しセコイ位の気持ちで勝負したいと思います。あくまで大雑把に振り回すようなことはしないということですね。
さて、あとは準備をしっかりしないと。掃除もしっかり。
不覚にも本日、ストーブを付けた長生です。(笑)
私が前に住んでいた稚内では初雪だったようですが、これから寒くなる季節に突入ですね。
そんな中、昨晩、グリーンチャンネル『競馬場の達人』において、私が好きな藤代三郎先生の回を見たのですけど、いやはや、すごい結果でしたね。

21レースTRYしてのヤキトリ。振り回しに振り回してマイナス20万円。
決して他人事と思っているわけではないですが、これだけ負けると、ある意味、気持ち良さもあるのかなとさえ思ってしまいました。実際に、私がその現場にいたら発狂もんでしょうけど、それでも、そのマイナス225,200円が想定の損失額であれば、また心持ちも変わるのかなと思っています。
ここ最近の、私が気にいって用いるフレーズ、 「想定内の損失額」。
自分の検証を差し置いて、今日もブログ更新してしまいますが、今日は、もう一つ、私が気になるフレーズについて書きたいと思います。
それは期待値についてです。
期待値。
ウィキペディアでは、
「例えば、ギャンブルでは、賭け金に対して、戻ってくる「見込み」の金額をあらわしたものである。」
と書かれております。
もう一つ、
「期待値とは、ある試行を行ったとき、その結果として、得られる数値の平均値のことである。」
と書かれているサイトもありました。
私が好きな谷岡一郎先生の名著では、(あくまで20年前の書籍ですよ!)
その中では、
パチンコは約95%
ルーレットでは94%
クラップスが良くて99.5%
バカラは98.64%
それに対し、競馬は75%。(今は72.50%~80.00%。)
宝くじは、50%未満なのだそうです。
その期待値。
競馬の場合だと、基本、年間100万円馬券を買ったら、75万円しか戻らなくて、25万円は負ける。
そういう勝負です。
「競馬って儲けることできるのですか?」と、たまに聞かれることありますが、私は嘘偽りなく、「まず、負けますね!」と答えます。
その理由は、期待値の低さです。100やって、72.5から80しか戻らないのですから。長く勝負をすればするほど、毎週やればやるほど。一発勝負ならそうは言いませんけど。
その長くやればやるほど負ける勝負に、毎週TRYしているわけですが(笑)、その勝負から、如何に勝つためにはどうすれば良いかとか、負けない方法はないかとか、試行錯誤しているわけですね。
そして、馬券で勝つためには、この期待値という言葉は、避けて通れない道なのだと思います。
私は全然数学に詳しくないので、変数がどうのとか、標準偏差がどうとか、相関がどうとかは語ることができません。でも、少しざっくりとした計算はしてみたいと思います。
期待値=平均的な回収率(回収オッズ)×自分の的中率
という式に表すことができるようです。
例えば、10,000円の投資で、複勝1.5倍の馬を狙って、的中率が80%を確保できるのであれば、1.5倍×10,000円×0.8=12,000円となり、120%で期待値が高い馬券勝負をしているということが言えます。
これで的中率が50%しかないのであれば(50%しか「ない」というのは不適切な表現ですが!)、1.5倍×10,000円×0.5=7,500円となって、競馬の控除率に、ほぼ沿った勝負をしている、ということになります。(複勝の控除率は80%ですけど。)
つまり、平均的に1.5倍の払戻になる馬(例えば、1番人気の馬)に複勝勝負を仕掛け、的中率が50%ぐらいということであれば、TRYすればするほど、負ける馬券スタイルであると言えます。
的中率50%、2回に1回は当たるのに、負けるスタイルって意味がわからない!
と、なりますが、これがいわば、
『大数の法則』に飲み込まれているということになります。
これで、複勝2.5倍で的中率50%だと2.5倍×10,000円×0.5=12,500円で、勝てるモデルです。
でも、2.5倍の複勝で50%の的中率持ったとしても、この数字ですもんね。
2.5倍の複勝って、だいたい単勝3~5番人気の馬かと思いますが、その馬を軸にして、的中率50%キープでも、期待値が125%にしかならない、本当は150%ぐらい、いってほしいところですけど、この結果ですから、そこに、馬券の難しさを感じるところです。
それでは、今の私、長生の馬券スタイルに対する期待値はどうかと考えてみます。
狙うべき払戻額をxとして、的中率を30%にします。(1頭軸なら30%切るかもですが、2頭軸にするため、ひとまず30%にします。狙うは40%ですけど。)
で、購入金額は、5,000円。いや、もう少し欲しいでしょうか。ゴーゴーカレーのように5,500円にしましょう。(前なら2万円ぐらいにしたでしょうけど、今はこの額にします。)
購入金額5,500円。
となると、
x×100円×0.3=5,500円
x=183.3333333333333333
というわけで、1点100円分の馬券購入であれば、184倍の払戻を得なければ、期待値が100%を超えることができないということになるわけですね。
三連複1点100円×55点買いの多点買いであれば、184倍以上の払戻を受けなければ、勝つことができない馬券モデル。
そういう馬券術なのですね、私。
200円分持っているなら91.6倍を超えないとダメ。
となると、だいたいの点数は決まるといいますか、5,500円の勝負だと27,28点。そこで92倍以上の払戻を狙う。
今、私がTRYしようとしているスタイルは、こういう感じですね。
実際は、もう少し点数広げますけど、その分、高配当の買い目(例えば、200倍以上)も買うので、期待値が100%を超えている馬券スタイルにすると。
前までは、三連単の勝負で、1点100円の18,000円の投資で、平均の払戻額が30,000円ほどで。的中率は35%くらい。
そのような勝負でしたでしょうか。
平均の払戻額が30,000円で的中率35%って、まんざらでもないような気がしますが、それでも、このスタイルで計算すると、30,000円×0.35=10,500円。10,500円の払戻に対して、18,000円の投資をしているわけですから、マイナス7,500円。このような期待値になるわけですね。
期待値58.3%。
先日、競馬談義した側近のMさんの言葉を借りるなら
利小損大
多点数ゆえ、ところどころ、大きい当たりを引けば勝てるかもしれませんが、長期的スパンでは、勝てませんよね。
少なくとも1日に10レース以上やったら勝てるモデルではない。
そういうわけで、自分の投資額に対して、どれくらいの平均払戻額に設定し(ハイ、「設定」という言葉を使います)、どれくらいの的中率を確保できるか、そこの模索をしています。
そのためのポイントになるのが、やはり、馬の特性を見抜くとかそういうことではなく、オッズ、つまり人が作り出したものに対して着目しなければならないのかなと思っています。
自分の中で、あらゆるファクターを使い、
「これだ!この馬だ!」
と思っても、その馬に複勝10,000円賭けても払戻のオッズが1.8倍であれば(平均的中率50%の馬券力であれば、1.8倍×10,000円×0.5=9,000円で)、負ける馬券モデルということなのです。
だから、馬の特性ではなく、人の動き、すなわちオッズに着目している長生でございました。
あっ、最後に、今回のテーマです。
大雑把なTRYをしない。
少しセコイ位の気持ちで勝負したいと思います。あくまで大雑把に振り回すようなことはしないということですね。
さて、あとは準備をしっかりしないと。掃除もしっかり。
テーマ : 日刊コンピを使った競馬予想
ジャンル : ギャンブル